幻夜 | 東野圭吾 | |||
集英社 | 評価:★★★★★ | |||
(2004年2月7日読了) おおおおおすげぇよ東野圭吾先生!! 面白すぎて脱帽するしかないっすよ!!q(≧∇≦*)(*≧∇≦)p 東野圭吾先生の傑作中の傑作といわれる「白夜行」の続編らしい・・・ってことで「幻夜」にはかなり期待していたんですよ。 でも、普通こういう期待をしていると、 裏切られることが多いんですよ・・・ でも!こいつはすごいっす! 期待以上っす!! 昨日、夕方から読み始めて、夜中の3時まで ノンストップで読んでしまいました。 「白夜行」を読んで面白いと感じた方は もうこの日記は閉じちゃって、是非読んで欲しいですね〜。 以下ネタバレに続く。 ☆ ☆ ☆ いきなりですが、もしかしたら「白夜行の続編」ってのは ちょっと表現として違ってるのかもしれませんね〜? だって、「白夜行」の登場人物が見事に誰も出てこないですもんね。 主人公の新開美冬は雪穂に間違いないと思うんですけど・・・多分。 しかし、これはすごいと思いますよ〜。 「白夜行」の登場人物を次々と出すことはできると思うんですよ。 でも、まったく「白夜行」の登場人物を出さないことで、 「幻夜」はたんなる「白夜行」の続編に止まってないんですよね。 しかも、ちらちらと「白夜行」のエピソードや登場人物を ぼかして登場させることで、すごい効果をあげてると思います。 今回も、色々な社会的事件が背景になってますね。 阪神大震災、地下鉄サリン事件、 あとは昔あまりとりあげられなかったストーカー事件、 事件じゃないけどカリスマ美容師とか。 それを背景に、今回の主人公・・・美冬が 成り上がっていく様を書いているわけですが、 最初は「雅也」が「亮司」の代わりなのかな〜と 思っていたら、それすら美冬のコマにすぎなかったという・・・。 曽我を殺したあとの苦しみががっちり書かれているんで、 雅也も救われないキャラでしたね・・・。 そして、あのラスト!! てっきり美冬が撃ち殺されて終わりかと思ったら、 そんな陳腐な終わり方はしませんでしたね〜。 雅也も刑事も一気に葬ってしまうとはもう全然予測できませんでした。 あれって、美冬がどこかで弾を取り替えたってことなんすかね・・・? また、いくつかの謎を残して終わってしまったけど、 まさかまた続編があるんじゃないだろうな・・・ それはさすがに無いと思うけど(^^; ああ、しかし面白かったです。 東野圭吾先生の才能に完敗ってゆーか乾杯( ^^)/▽
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